美杉手筒花火は、24年ほど前、当時の旧美杉村商工会青年部が、旧美杉村の地域起こしの一役を担えればと始めました。

それから数年後、美杉手筒会として独立し、現在では24名の会員が、美杉町の“みすぎ夏まつり”や、津市最大のまつり、“津まつり”など、年間6回ほど花火を揚げています。

手筒花火とは、火薬を竹筒に詰めて噴出させるシンプルな構造です。その最大の特徴は、花火を揚げる本人が、自ら手筒花火を製作すること。一連の作業を全て行います。
1か月ほど前から準備を始め、打ち揚げの当日、火薬の仕込み・詰め込み作業を愛知県豊川市の花火工場へ行き行います。この作業は、大量の火薬を使用していますので慎重に行います。
直径15cm、長さ70cmぐらいの節を抜いた孟宗竹に荒縄を巻き締め、硝石や硫黄に桐灰を混ぜた黒色火薬を手筒1本に約1.2kgから2.4㎏を詰めます。
津まつりで使用する手筒花火の火薬量は、300gと1.2㎏の2種類です。

こうした技術はもちろん、打ち上げの際、火薬が詰まった竹筒を抱え、最後は巨大な火柱を噴火させ「ドーン」という大音響とともに筒の底が抜けて足元で爆発します。
自らの命をわずか数十秒の炎の舞にかける勇敢な「男気」、危険を恐れず、より素晴らしい手筒花火を揚げようとする「男気」が皆さんを魅了することでしょう。
今年も美杉美杉手筒会の「男気」をご期待ください。

2024年 津まつりスケジュール

13日(日)

19時より

参加エリア